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~身心のひなたぼっこ~ (6)

自然の恵みを上手にあつかっておいしく元気になろう!!

願望が実現する言葉 意思伝達の手段だけじゃない

皆さんお元気ですか!毎日お腹の底から笑っていますか? さて今回はまず、元気の『元』っていう字について少しお付き合い下さい。そういえば漢字のふるさ との中国では、『元』って今ではお金を意味するそうですが、生活をする大切な元なので、元が『お金』に変わったんでしょうね。そうするとやっぱり生きてい く大切なもとが、気の元で『元気』なのでしょう。
日本では『元』という字に“徳のある”とか“大き”いという意味があるそうです。上の一にも意味があって、“一”はもちろん物の“はじまり”という意味。そして下の兀(ごつ、と読むそうですが)には人の首という意味があるそうです。そんなことから元には『頭』とか『はじめ』の意味。つまり、元という字は、すべて人に関係するのですね。そういえば儿は人の足のようで少しマンガみたいで面白い形をしていませんか。

タモ流お料理のコツその1

【丸ごと使うことが元気のもと】
頭で考えたり物事をはじめたりするためには、まず足を使う、つまり行動からはじめてみることが大切なのかも知れません。ほどよく足を使った運動、お散歩 とか山登りとか、家事とかそういうものがだんだんにできる元気の元を活性させることなのでしょう。体を使って考えてみましょう。体を使ってはじめてみま しょう。
前回同様今までお話してきた言霊というテーマを応用して活動しながらできる面白い例をご紹介したいと思います。題してタモ流クッキング講座。
さて今私は、ごぼうが気になっています。ちょっと。そのごぼうを使ったお惣菜の代表選手はなんといってもきんぴらごぼう。きんぴらがうまれたのは江戸時代。当時「食が進んで元気が出る」とたちまち評判をとったのだそうです。元気になるのはいいですよね。
まず、ごぼうを眺めてみましょう。ホント、色もそっけもナイデスネー。ブスッとしてあまり可愛げがないかも知れません。派手さもあまり感じないですね エ。どちらかというと、なんだか土の中でしっかりふんばってがんばってる、そういう感じがして。『土着』、そういうイメージですよね。私には昔の日本人の ように見えていとおしくて仕方がないのです。
次に、ごぼうの皮は剥かずに切ります。あーらそんなことしたら、灰汁が出て美味しくないわよ、なんて声が聞こえてきそうですが、それはちがいまーす。 ちょっと待って下さい。ごぼうは生きているんです。だからアクは人間でいうと血液だと思うんですよねー。だからアクを抜いてごぼうを調理すると、何かとて も大切なものがなくなってしまうように思うのですよ。命はやはり丸ごといただくことが、全部に通じることだと思います。ですから皮を剥かずにアクも出な い、丸ごといただく、料理のコツを考えました。
食べ物の持っている素材を生かすために野菜が気持ちイー!状態にさせて料理すれば、「命の恵み」を感じて「生かされる食事」ができるようになるでしょう。というわけで、いとおしさでごぼうと向き合いながら大切に料理させていただくことにしました。

タモ流お料理のコツその2

【炒めるときはゆっくりと】
油をほどほど。フライパンの熱の加減もほどほどに。フライパンの熱は手を近付けてもアッチッチとしない程度、煙りもゆらゆらとほどよく立ちのぼる程度。 やさしく油を合わせて、油が気持ち良―く、いい気持ちでとけて透けてくるまでゆっくりと火にかけてあげます。それから機嫌が良くなるようにちょっと塩を振 り、これででき上がり!という声を聞く(いい匂いが立ちのぼってくるまでゆっくりと炒めてあげます。これでカンペキ。
フライパンからお皿に移す前にほんのちょっとお化粧をさせましょう。ちょっぴりしょう油をたらしてあげる。ゆったりキゲン良く、きっちりまとまった、薄化粧までしたごぼうさんはヒノキ舞台で活躍します。どうでしょうか。味わってみて下さい。

タモ流お料理のコツその3

【茹でるときもやさしく、やさしく】
花や野菜はみんな生きとし生けるもの。旬のものをなるべく生き生きとしたままイタダクのが一番カラダにとっていい。旬のものをなるべく生き生きとした状 態でいただくのは一番豊かな食事だと思います。あまり難しく考えないで、つまりは命を扱うことなのでていねいに扱う、大切にするということ。
これを忘れなければイイのですよ。野菜をゆでる時、グラグラと煮え立った湯にいきなり入れないで下さいネ!人もそうですが、熱いお湯にいきなり入るとビックリして固まってしまいます。そうすると命が固まってしまいます。
ですから、お湯の中で小さな音がコトコトする位の湯加減が、そうです。やさしい火加減、水加減、そしてほどよい塩加減。このほどよさがおいしい料理をつくるコツです。人間も野菜もやはり緊張のとれた状態であることが大切。
火加減、水加減がやわらかく、ゆったりとしたいい気持ちでほっとしながらお風呂に入る。こんな状態でお野菜を茹でると緊張のほぐれた疲れのとれたゆったりした、安心した、お野菜をイタダケます。豊かで安心した命をいただけるのです。
だからこそ豊かで安心できる気持ちになれるでしょう。ですからお料理をする前に“アリガトウ”とひと声かけていただかせて、“イタダキマス”と手を合わせてから軽やかにお料理しましょう。

タモ流お料理のコツその4

“ふるさと”の環境に戻す】
冷蔵庫には最近、野菜室というのがあって、凍るわけでもないし、シュンとしおれてしまうわけでもないというふうになっていつソウですね。ですから、この休憩室にお野菜がお休みするわけです。
休憩室というのは休息をとって次の出番を待っている控室のようなものですから待っているものたちの一番安心できるふるさとの状態にしてあげましょう。つまり野菜が生えているちょっと同じ様な状態でいることが一番なのです。
根が下で葉が上、地面でごろごろしているものをわざわざ固めることをしないで下さい。野菜はそのままごろごろさせておく。そうするとゆっくり出番を待っててくれます。
似たような話で、しじみなんかもひたひたのお水をボウルに入れて、窓辺のやわらかで陽の当たるところに置いておきます。そうすると風の音や人の足音、水 の動きが、まるでしじみが以前いたふるさとの環境に似てくると、2時間もかかる砂出しがわずか30分でできてしまいます。
昔の環境を思い出させることが人もお野菜もしじみクンもみんな命があって育ってきたものたちのリラックスには一番なのデスね。

生活の基本を思い出して

動物のエサじゃなく命の食事をしましょう。私のところのアーリーハウスには色んな人がやってきます。登校拒否などでウツになっちゃた学生さん。働き過ぎでオーバーヒートしたお父さん。何かが何となくツマらなくなって家事ができなくなったお母さん・・・etc。
こういう何かが不調という方々のほとんどが生活の基本を何かで忘れてしまったようです。
楽しい話が出来ないとか、休みが取れないとか、価値が見いだせないとか・・・・etc。
何かで命が喜ぶことを後回しにしてひまっているようです。なので私はまず、お腹の中を整理して固まった古いものを全部できるだけ排泄させて、ちょっと手 をかけ、撫でてあげて良い材料で料理した日本の食事(アーリーハウスでは朝ごはんを朝焼け、昼を陽盛り、夕食を夕凪なんてよんでるンですよ)を食べたり飲 んだりして、後は大自然におまかせしていただきます。
そうするとほとんどの人がアーリーハウスで自然に休養するようです。
そして静養できると、心を落ち着かせて考えたり、何かの変化を感じとったり、今までになかった自身の命に触れてくるようです。
そうすると不思議、フシギ。
いつのまにかケロッとして、「何だかわからないけど笑えちゃう」「ヨクわかんないけど元気になったみたい。やってみるネ。」などと口々に明日のことを話すようになります。そう、活力が出てきているようなんです。
ハイ。
食欲の秋、実りの秋。疲れを癒して、元気なごぼうクンで豊かなきんぴらを作ってみてはいかがですか。実りの多い秋になりますよに。

 

☆チャレンジコーナー

タモの「ごぼうの梅丸煮」

ゴボウ1本をやさしく洗い、適当に切ったものと中くらいの梅干し1個を鍋に入れます。
ごぼうがかぶる位のひたひたの水で弱火でこれまたやさしく差し水をしながらコトコトと、なんと10時間煮ます。とっても不思議なごぼうの梅丸煮君に会えますよ。ご賞味下さい。

ごぼう
アクが強くて
コシがある
地面の中で
赤くもならず青くもならず
不器用だけど真っ直ぐに
黙々と立ち働くその姿は
まるでがんこな父親のよう
ほどよい硬さを保ちつつ
かめばかむほど
甘くて香ばしい
なつかしさだけが
麗しさをさそう

 

秩父の杜のアーリーハウスにて 岡田多母

 

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